ガーデニングが一番の趣味になった経緯

私の家族ではガーデニングの愛が祖父から母、そして私へと3代にわたって受け継がれています。

祖父は絵を描くのが好きで、庭で朝顔やアメリカフヨウを育て、それをよく絵に描いていました。1990年代に入ると母がガーデニングに目覚め、イングリッシュガーデン風の庭を作り始めました。母の自由な発想で季節ごとに色とりどりの花が咲き誇っていました。

2011年、母は北国でのガーデニングへの憧れを叶えるため北海道に移住しました。そのため私は実家に戻り、母の庭の世話を始めました。当初は週末に雑草を抜くのが主な仕事で、正直言って大変でした。でも季節が巡り、早春に鮮やかな青紫色のミニアイリスが顔を出したときは感動しました。春には水仙、初夏にはアルストロメリア、秋にはベラドンナリリーなど、まだ残っていた花たちが元気に咲いてくれました。自己流で失敗しながらも3年間庭の手入れを続け、多くのことを学びました。

結婚後自宅を購入し、夫に掘ってもらった小さな花壇で花を育て始めました。パンデミックの間に増えた自分時間で、さらに花や果樹の楽しさに目覚めました。今ではガーデニングが一番の趣味となり、毎日庭を眺めては癒されています。