今回はバード・フラジョレットをご紹介します。
指孔の数が違うためリコーダーではないのですが、発音機構がリコーダーと同じで、この楽器は見た目もくちばし型の歌口なので、コレクションの一部としてご紹介いたします。

製作家:増田豊春 氏
購入 :2024年
サイズ: G管
材質 :フランス産黄楊
ピッチ:a’=386Hz
楽器について:
能面打師の増田豊春さんによる、オリジナル設計のバード・フラジョレットです。増田さんは40年程前バーゼルの楽器博物館で歴史的なバード・フラジョレットを見てインスピレーションを受けて以来、能面を製作する傍らバード・フラジョレットも製作し続けてきました。設計図などを記載した貴重なノートの数々があるそうです。
この楽器は全長135mm、指孔の間隔は15mm前後、指孔は2〜3mm、ウィンドウェイの横幅は約4mmという、手のひらサイズです。本当に小鳥のさえずりのような音を奏でてくれます。ウィンドウェイがとても小さいため、3分ほどでブロックが膨張してくると、音がかすれてきてしまいます。練習用にフラジョレット(バード・フラジョレットより大きい通常サイズ)を買う必要があり、早速フランスの製作家へオーダーしました。
指孔の数は表に4つ、裏に2つあります。「小鳥愛好家の楽しみ」(The Bird Fancier’s Delight)に載っている運指表通りに演奏できます。



エピソード:
2023年秋に野崎剛右さん(リコーダー、フラジョレット、宮廷ミュゼット、バロックヴィエール奏者)にバード・フラジョレットを見せてもらってから「なんてかわいらしい歌声の笛!いつかこれで「小鳥愛好家の楽しみ」を吹けるようになりたい!」と思うようになり、2024年に思い切って購入しました。何事も新しいことを覚えるには1年でも早いほうがいいですよね。吹けるようになったら演奏会などで披露していきたいと思います。

