実に6年ぶりとなるラ・ストラーダのコンサートでした。今回は、現代日本の作曲家によるネオ・クラシック作品を中心に取り上げました。
岩村雄太先生の作品はどれもメロディーが美しく、コンサート後の一週間ずっと心に残っていました。《スコッチ組曲》第3楽章「タリスカー10年」と、《4つの小品》第4楽章「夕暮れ時の雲」はどちらも5拍子ですが、慣れてくると5拍子の心地よさにはまる名曲です。
諸岡忠教先生の《Capriccio piccolo alla Fuga》も印象深い曲でした。聴く側には少し難しく感じられるかもしれませんが、演奏していると和声やリズムの味わいがじわじわと広がってとても面白い作品でした。
西部哲哉先生の初演作品《Le Cinq》はシャンソン風のおしゃれなハーモニーが魅力的で、もう一つの初演《アニフの城変奏曲》はアンサンブルの難しさがありつつも、複雑に絡み合う音のやり取りから生まれる多彩な響きが印象的でした。いつかまた挑戦したいと思います。
そして、リコーダーの道を切り開いてこられたレジェンド・吉澤実先生との久しぶりのお仕事は、本当に楽しい時間でした。浅井愛さん、中島恵美さんとのアンサンブルも自然に息が合い、お互いを支え合いながら演奏できました。

会場となった大森福興教会の礼拝堂は、尖頭アーチ型の天井が素晴らしい響きを生み、心地よく演奏させていただきました。素敵な会場をお貸しいただきありがとうございました。そして、お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。これからもリコーダーの道を切り拓きながら、前へ進んでいきたいと思います。

