友人のリコーダー奏者、浅井愛さんが出演するコンサートに行ってきました。プログラムの中で、愛さんが演奏されたのは「バッハ カンタータ 182番《天の王よ、汝を迎えまつらん》」です。
リコーダーが使用されるカンタータの中では、1、2を争う名曲だと私は考えています。また、オランダの音大4年生の時に演奏した思い出の曲でもあります。
平尾重治先生が製作した象牙リング付きのアルトリコーダーで、浅井さんは演奏していました。すーっと伸びる美しい音色と浅井さんの作るニュアンスがしっかり伝わってきました。
バイオリン(長岡聡季さん)とカウンターテナー(上杉清仁さん)の音色・音量ともバランスが良く、名曲のアリアをはじめ、すべての楽章を堪能させていただきました。
数年前に、小原浄二先生率いる高知バッハカンタータフェラインとは、浅井さんと共に「バッハ カンタータ 106番《神の時こそ、いと良き時》」で共演させていただいたのですが、その時の温かいおもてなしと美味しい料理が忘れられません。またいつか高知をゆっくり旅してみたいです。